3・11。
あの大きく長い揺れを体感し、
電気のない夜を過ごし、
生々しい津波の映像を見て、
私たちのもののとらえ方、考え方が変わりました。
同時に大自然の圧倒的な力に触れたことによって、
忘れかけていた日本人の感覚を取り戻すきっかけとなったような気がしています。
様々な自然災害による破壊と再生を繰り返し、
小さい島国で生き続けてきた日本人。
日本人のDNAにきざまれた記憶は、
どんな状況でも「前へ」と一歩踏みだす力になると信じます。
「310+1シネマプロジェクト」は
「前へ」踏み出そうとする「ひと・もの・こと」に寄り添い
「映画の力」でバックアップをしたいという思いから始まりました。
映画から夢や希望を与えてもらった経験はありませんか?
折れそうになったココロを映画が支えてくれたことは?
「映画の力」は被災からの精神的復興の手助け、
「前へ」踏み出す力になるものと信じています。
あの日、映像は悲惨な惨状を流し続けました。
しかし、あの日の記憶とあの日獲得した新たな目で、
様々なテーマの映像作品に触れることが、
きっとそれぞれの震災の体験についてじっくり考え、
整理していく助けになるはずです。
僕たちは映画の力を信じています。
さあ、新しい旅へ!
311からはじまるミト
310+1シネマプロジェクト