茨城県は都心に近く、海や山、都会の風景などさまざまな場面が撮影できることに加え、映像製作への自治体支援体制が充実しています。業界関係者の中では「ロケ支援数日本一」が定着しつつも、観光等交流人口の拡大に活かせるご当地作品は少ないのが現状でした。県フィルムコミッション(FC)推進室は、ロケを誘致し撮影を手助けすることに付随して、ロケ地の「聖地化」を図り、観光誘客や茨城県の魅力を発信していきます。
今回、PRの舞台となる茨城県笠間市の筑波海軍航空隊記念館は、映画「アルキメデスの大戦」のロケ地でもあり、また劇中に登場する戦艦「大和」のCG制作の参考となった模型モデルを所有しております。また、同PRの舞台となる水戸市は、映画「カメラを止めるな」でも使用された芦山浄水場にて、劇中のクライマックスシーンの撮影が行われています。
山崎貴監督は、映画「ALWAYS三丁目の夕日‘64」「海賊とよばれた男」「寄生獣」「DESTINY鎌倉ものがたり」等で度々本県をロケ地として使用し、2013年公開の「永遠の0」では、映画公開時に茨城県及び笠間市を巻き込んだタイアップイベントを行い、大きな相乗効果を生み出しました。
本企画案は、映画「永遠の0」同等の規模感を以って、映画の公開時に併せたタイアップイベントとしてし、「アルキメデスの大戦」の原画展と映画のPRを実施するものです。
茨城県庁、並びに、映画のロケ地、更には旧海軍の施設をそのままに原画展及び映画のPRイベント会場として使用できるという環境は、大きな話題となる事が予想されます。
■事業名「アルキメデスの大戦」公開に合わせた茨城県版・広報支援事業
■期日 2019年7月26日(映画公開時)~9月末日
■メイン会場 筑波海軍航空隊記念館(茨城県笠間市旭町654)
■水戸会場 茨城県庁(茨城県水戸市笠原町978-6)
■主催:笠間市フィルムコミッション(プロジェクト茨城)
■共催:茨城県、笠間市、筑波海軍航空隊記念館
■協力:東宝、講談社、茨城県観光物産協会、水戸市、水戸観光コンベンション協会、笠間観光協会、水戸商工会議所、笠間市商工会 他
■後援:茨城県教育委員会、水戸市教育委員会、笠間市教育委員会
<企画概要>
◇メイン会場
筑波海軍航空隊記念館(茨城県笠間市旭町654)
・「アルキメデスの大戦」(原作:三田紀房『ヤングマガジン』(講談社))原画展
・映画「アルキメデスの大戦」PRコーナー(予告編上映、スチール展)
・ロケ地公開
・ロケ使用小道具展
・監修使用のモデル模型「大和」&「長門」の公開
・コミック等、関連書籍の販売
◇水戸会場
茨城県庁(茨城県水戸市笠原町978-6)
・「アルキメデスの大戦」(原作:三田紀房『ヤングマガジン』(講談社))原画展
・映画「アルキメデスの大戦」PRコーナー(予告編上映、スチール展)
・県内ロケ地PR(山崎貴監督作品ほか)
◇その他事業
・ロケ地をまわるツアーの検討
・茨城限定版ポスター等による広報支援、その他