
水戸野外映画上映会2022にご来場くださいましてありがとうございました。
数日前から不安定な天気予報でしたので、とても判断が難しく、今でもこの判断で良かったのかと悩みます。不安定な天候のため参加を見送った皆様、本日実施の判断をしたことをお詫びいたします。判断基準の一つは台風接近でした。日曜日の夜にはには通過している可能性がありましたが、芝生エリアがビショビショになっている可能性、台風の風によりスクリーン設置ができない可能性、万が一台風の進行が遅れる可能性などを踏まえて総合的に判断しました。
途中から主人公の心模様を表すかのように雨が降り始め、ラストシーンには土砂降りになってしまいました。参加された皆様の体調は大丈夫でしょうか。
今日上映しました『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 』はトム・ホランド版スパイダーマンの最終章であるとともに、劇場版スパイダーマンの20年間の集大成としての作品であり、製作陣の愛が溢れている作品でした。様々なレイヤーによる読み解きができる楽しさもこの映画の魅力です。親愛なる隣人スパイダーマンのオリジンは、自分の未熟さや慢心による喪失を抱えながら、大いなる力を持ってしまった少年の孤独な姿。その喪失を受け入れニューヨークの街をスイングするスパイダーマンことピーターパーカーの姿は、コロナ禍で様々なものを喪失した私たちへ「共に力強く生きていこう」というスパイダーマンからのメッセージとして飲み込むことができ、雨の中での映画鑑賞であったにも関わらず、上映後に不思議と力が湧いてくる映画体験でした。もしかしたら雨の中での鑑賞だったからこそ、感覚が研ぎ澄まされたのかもしれません。
今年も、クラウドファンディングや投げ銭など多くの方のご支援がございました。そしてオープニングアクトのinweuのみなさんや、映画上映のプロ茨城映画センターさんや、ボランティアスタッフ、水戸芸術館のスタッフのみなさんのお力添えがあったからこそ成立している上映会でもあります。今年の運営は、昨年度の参加者のアンケートの声を反映したものがいくつもあります。(投げ銭の受付方や有料席の設定など)課題はありますが、みなさんの声は本当に励みになります。ぜひ、今回の上映会についてもご意見、ご感想をお寄せいただけたら幸いです。
水戸エリアでは様々な映画のアクションがあります。
今後も310+1シネマプロジェクト のWEBサイトやSNS、ラジオ番組FMぱるるん「シネマ倶楽部」などで、水戸エリアの映画情報を発信していきますのでご覧いただくと共に、フォローもお願いします。
今後とも「映画」が皆様の豊かな日常のお供になりますことを願っております。また来年「水戸の夜に一年に一度出現する野外映画館」でお会いしましょう!寒さ暑さも彼岸まで。これからますます肌寒くなってまいります。どうか皆様もお体に気をつけてお過ごしください。
本当にありがとうございました!
水戸野外映画上映会
310+1シネマプロジェクト
寺門義典
https://310cinema.wordpress.com